2022/09/26 1997大同窓会アフターレポート

2022年９月24日。
関東地方では大型台風上陸の可能性が報じられていたが、当日になって急に温帯低気圧に変化。ひとえにこれは1997年三田会の皆様の日頃の行いが善いからか、はたまた「同窓会という記念すべき日に水を差すんじゃないぞ」という得も知れぬ圧に屈したか。

会場となるホテルニューオータニ「鶴の間」前の来場受付を担当するのは同期の有志。再会を喜ぶ歓声が上がり、参加申込チケットを提示するまでもなく、名札と抽選券が手渡される。

開会前の会場正面ビジョンでは在学当時の写真を用いたメモリアルビデオが流れる。多数の写真が集まったこと、それらを洗練された映像作品にまとめた幹事のセンスと技術に感服する。

参加者は当初概算の300人を上回り、想定以上の受付の混雑により開会を５分ほど遅らせる。鶴の間いっぱいの同期生の歓談の声も高くなってきたところで、開会のアナウンスが入る。司会を快諾してくれたのは岡安譲君（政）。言わずと知れた、関西テレビのアナウンサー。競馬実況でお馴染みの、朗々として軽妙な名調子でスムーズに進行する。

マスク着用での塾歌斉唱（清聴）で厳粛な空気に一気に変わるのは塾員ならではか。
次いで卒業25周年記念事業実行委員長の麻生巌君（経）の開会宣言、伊藤公平塾長からのビデオメッセージ、慶應義塾常任理事の土屋大洋氏の御挨拶を賜る。
乾杯の音頭をとる連合三田会の菅沼安嬉子会長が舞台上に移動するとともに、女子高出身者約40人が会場前方へと不穏な動き。医師である菅沼会長はかつて母校の女子高で保健体育科を教えていたため、この世代の女子高出身者はみな教え子である。
「乾杯」の御発声の後、菅沼会長を囲んで記念撮影の第一号となり、会場内も歓談と会食のリラックスムードとなる。

ニューオータzニのビュッフェ料理をさらに盛り立てたのは、ご提供いただいたアルコール類。アサヒ・キリン・サッポロ・サントリーのビール４社揃い踏みは壮観。

学部ゼミや系列校の旧友との再会を喜ぶ記念撮影もそこかしこで発生していたが、最も盛り上がっていた一角は大日本印刷提供のフォトブース。その場でプリントアウトされた写真では、新設された日吉記念館が背景となっており学生気分に立ち還れた気分になれる。

大同窓会も第２部に移り、舞台上では1997年三田会代表の河合史貴君（経）により、卒業25周年記念の寄付事業について説明が行われる。そして、作曲家・編曲家として活躍する山下宏明君（法）によるキーボード演奏を交えた、岡安君とのトークタイム。
続いてはお待ちかねの大抽選会。黒毛和牛肉やワインセット、ゴルフプレー券などバラエティに富んだ景品をご提供いただき、総計30人以上が当選。

すっかり場内の空気が醸成されたところで舞台上に應援指導部OBが登場、塾旗を戴く会合では欠かせないステージイベント開始！「若き血」演舞からの突コールダッシュで気分は一気に神宮球場の三塁側内野席。
リーダーは学生当時の熱気はそのままに威厳と風格が上乗せされ、チアは溌剌とした可愛らしさにエレガントな振る舞いが加わった、卒業25周年の現在ならではのステージ。最後には若き血を２コーラス、気付けば旧友と肩を組んで大合唱していた。

熱気も冷めやらぬまま参加者全員の集合写真撮影へ移行。脚立の上からカメラを構えるのは、現役の大学カメラクラブ部員。大同窓会の間ずっと会場内を歩き回ってたくさんの笑顔を収めた、影の功労者。総勢３５０人の笑顔を１枚に収めて、お開きとなった。

（文責：難波優佳（法））